大谷翔平の復帰戦7四球にマドン監督は厳しく評価「制球、キレがなかった」
大谷は紅白戦で打者延べ10人に対して7四球1奪三振1安打1失点
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われた変則ルールの紅白戦に先発登板。初回は2四球などで1死一、三塁とし、18球を投げたところで一時降板。2イニング目は連続四球からタイムリーを浴びた。3イニング目は3者連続四球を与えたところで降板。打者延べ10人に50球を投げ、奪ったアウトは1死のみ。7四球1奪三振1失点だった。
結果だけを見れば、大荒れの復帰戦となった。試合後、“知将”マドン監督はオンライン会見で冷静に振り返った。
「制球が定まらず、良い状態の時と比べたらキレがなかった。数年前にそのようだったと聞いており、懸念することではない。リズムがよくなかった。以前にも言ったように、彼は健康だ。ただ、良い登板の方ではなかった」
大谷は初回、先頭・ラステラにストレートで四球を与え、二盗と暴投で無死三塁のピンチを招いた。2番・シモンズをフルカウントから空振り三振。レンドンにも四球を与え、続くプホルスに2ボール1ストライクとしたところで一時降板した。2イニング目は連続四球からラステラに右前適時打を献上。3イニング目はシモンズ、レンドン、プホルスと3者連続四球を与えた。
「球は以前と変わらなかったが、今日は制球が定まらなかった。100%で投げていたか? それは彼に聞く必要がある。ただリズムがよくなかった」
試合で登板したのは2018年9月2日(同3日)の敵地・アストロズ戦で先発して以来674日ぶり。同年10月に右肘手術を受けて以来、初のマウンドだった。
「目標数が投げられたので、良い日だった」
マドン監督はシーズン本番の二刀流復活を見据えて調整を促していく。