千賀の160キロも体感できる! 7・21オープンの「王貞治ミュージアム」を王会長と城島氏が内覧
「特に小さいお子さんたちにはすごく楽しい場所になると思います」
ソフトバンクの王貞治球団会長と城島健司会長付き特別アドバイザーが10日、7月21日にオープンする自社エンターテインメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA」内にリニューアルオープンする「王貞治ベースボールミュージアム Suppoted by リポビタンD」を内覧した。もともと本拠地PayPayドーム内にあったが、新ビル建設に伴い、移設、スケールアップした。
王貞治会長の半生をまとめ、世界記録となる756号本塁打を打った際のバットや王会長が使用してきたユニホームや野球道具の数々、記念の盾やトロフィーなど、メモリアルグッズの数が展示される、このミュージアム。展示品のほかに、体感ゾーンもあり、そこではストラックアウトや球速計測、バッティングなど様々な体感施設も並ぶ。
体感ゾーンにはプロの投じるボールがどれだけ速いかを見ることができる施設もあり、そこでは千賀滉大投手の「160キロ」を目の当たりにすることもできる。さらに、周東佑京内野手と塁間走で競争できるものもあり、周東の脚の速さを直に感じることも可能となっている。
城島アドバイザーとともに昔話に花を咲かせながら、ミュージアムを内覧した王会長は「すごく今までよりスケールが大きくなった。照明も明るいですし、体験ゾーンもしっかりしている。特に小さいお子さんたちにはすごく楽しい場所になると思います。1人でも多くの少年少女に来て、見て学んでもらう、体で知ってもらいたい。1人でも多くの人に来て欲しいですね」と語った。
また、この日から有観客での開催が再開に。チームはここまで借金3と波に乗れておらず、王会長は「チームはスタートしてからの調子があまり良くなかったので何かキッカケが欲しいところ。ファンの人の反応、熱気が感じられるのは本来のペースで野球をやれる。今日からまた別人のように張り切ってやってくれると思う」と語り、ファンの声援をキッカケにしての盛り返しに期待していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)