継投ノーノーからちょうど1年… 2020年初本塁打の大谷翔平が亡き友を追悼
ちょうど1年前の7月13日、エンゼルスは継投によるノーヒットノーランを達成
エンゼルスの大谷翔平投手が12日(日本時間13日)、エンゼルスタジアムで行われた紅白戦で一発を放った。大谷が実戦形式で一発を放つのは、昨年9月11日(同12日)のインディアンス戦以来、305日ぶりとなった。
この日の紅白戦に「アウェイ」チームの「3番・DH」で出場した大谷。第1打席はヒーニーの前に左飛、第2打席は同じくヒーニーから右前安打を放ち、迎えた第3打席に待望の瞬間を迎えた。5回2死一塁で打席に入ると、1ストライクからの2球目を捉え、トラウトの頭上を超す中越えの2ランとした。
この日の紅白戦で3打数2安打1本塁打2打点とした大谷は試合後、自身のインスタグラムを更新。「One year ago today #RIP45」と綴り、1本の動画を投稿した。1年前のこの日はタイラー・スカッグス投手が急死してから初の本拠地での試合。エンゼルスは継投によるノーヒットノーランを達成し、急逝したチームメートへと送る快挙を達成した。
大谷が投稿した動画はその試合後の映像。選手全員が、身に纏った背番号45のユニホームを脱いでマウンド上に敷き、そしてスカッグスの冥福を祈ったシーン。そこからちょうど1年。新型コロナウイルスで開幕が遅れる中、大谷は紅白戦とはいえ、2020年初の本塁打を放った。