鷹は来日したデスパ&グラをどう使う? 栗原や上林の出番はどうなるのか

グラシアルを二塁に据える超攻撃的プランはあり得るか?

 様々な起用パターンが考えられる。1つは右翼を上林、栗原で、三塁を松田宣とグラシアルで併用するパターン。その時々で状態のいい方を起用する形で以下のような打順が想定されるか。

【パターンA】
1(右)上林誠知or栗原陵矢
2(遊)今宮健太
3(中)柳田悠岐
4(左)バレンティン(デスパイネ)
5(一)中村晃(or栗原陵矢)
6(指)デスパイネ(バレンティン)
7(三)グラシアルor松田宣浩
8(二)川島慶三or三森大貴or明石健志
9(捕)甲斐拓也

 超攻撃的なプランとしては、ソフトバンクで唯一、レギュラーが定まっていない二塁をグラシアルに任せる策。グラシアルはキューバ代表でかつて遊撃手を守る内野手で、2018年にはソフトバンクでも二塁手として出場した経験を持つ。守備面には確かに不安は残るものの、以下のようなオーダーとなれば、相手にとっては脅威でしかない並びとなるだろう。

【パターンB】
1(右)上林誠知or栗原陵矢
2(二)グラシアル
3(右)柳田悠岐
4(左)バレンティン(デスパイネ)
5(一)中村晃
6(指)デスパイネ(バレンティン)
7(三)松田宣浩
8(捕)甲斐拓也
9(遊)今宮健太

 今季ここまでの27試合でも工藤公康監督は毎試合のようにオーダーを変更し、固定することはほとんどなかった。6連戦が続くため、選手たちに適度に休養を与えるように、2人が復帰した後もオーダーを入れ替えながら様々な起用を行っていくことだろう。時にはグラシアルが右翼を守ったり、外国人のうちの1人がスタメンから外れたり、となるのではないか。

 兎にも角にも、ソフトバンクにとっては、デスパイネとグラシアルが戻ってくることは鬼に金棒と言えるだろう。まだファームには内川聖一や故障離脱中の長谷川勇也、投手でも武田翔太や大竹耕太郎、甲斐野央、高橋純平といった実力者が控えている。今季こそ、目指す3年ぶりのリーグ優勝を掴み取れるだろうか。

(Full-Count編集部)

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