菊池雄星、2年目の巻き返しなるか 指揮官からは「別人になってほしい」と檄

紅白戦に登板したマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
紅白戦に登板したマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

開幕前最後の紅白戦に先発し、4回2安打2失点の内容だった

 マリナーズの菊池雄星投手が20日(日本時間21日)、Tモバイルパークで行われた開幕前最後の紅白戦に先発し、4回2安打2失点の内容だった。地元紙「ニューストリビューン」では「前回よりもキレが増していた」と2年目のブレイクに期待を寄せている。

 記事では「2019年のマリナーズでのデビューシーズンは不安定だったものの、ユウセイ・キクチは2020年に前進する準備が整っている」とこの日の投球内容を紹介。菊池が紅白戦後「昨シーズン終盤に、サービス監督から『来年は別人になってほしい』と伝えられた」と明かしたこと、菊池自身も今季は手応えを感じており、登板するのが楽しみだと語ったことなどを伝えている。

 また、オフに投球フォームの改良に着手したことに触れ「そのテコ入れが春先には明るい成果を生み、球速も増して全体的な制球力も改善した」と評価。「サマーキャンプのブルペンでは良い投球も見せていた」とし、14日(同15日)に行われた最初の紅白戦では3回4失点と苦戦したが「20日(同21日)の最終調整登板では前回よりも投球にキレがあるように見えた」と前向きに報じた。

 この日は3回まで34球を投じ無失点。4回以降は失点を重ねた菊池だが、サービス監督は「4回に彼の球数が嵩んだことに関しては私も満足している。なぜなら彼には球数を多くしてもらいたかったから。だから結果的に問題なく進んだということ。彼からすればもう少し良い締めくくり方の方が気分が良かっただろうけど、万事良かったと思う。彼は健康だし、ヒューストン戦に向けて準備はできている」とアストロズとの開幕カード登板を示唆した。地元ラジオ局「710AM ESPNシアトル」も「改善されたユウセイ・キクチがキャンプ2度目の登板で再び姿を見せる」と左腕の順調な調整ぶりを伝えている。

 昨季は32試合に先発し6勝11敗、防御率5.46と期待に応えられなかった菊池。今年こそ巻き返しとなるか。

(Full-Count編集部)

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