中堅は福留か、近本か… 6連勝お預けの阪神、さらなる浮上のカギを専門家が指摘

「福留は野球をよく知っている選手なので、とんでもないミスはしない」が…

「みんなのバッティングの状態が上がってきた今だからこそ、近本を外してほしくない。チームとしても、守備優先でもいいと思います。この日は貴重なタイムリーが出ましたが、スタメンから外していると近本の打撃も向上しないのではないでしょうか。福留は野球をよく知っている選手なので、とんでもないミスはしないでしょう。でも、いいところで『代打・福留』が出てきたほうが相手も嫌だと思います。トータルで考えると、あれだけの選手であっても、40歳を過ぎた大ベテランがセンターを守っているのはチームとしてどうなのかなと思います」

 さらに、この日は7回1失点と好投しながら初勝利に恵まれなかったガルシアについても「結果的にはしっかりと抑えましたが、とにかくテンポが悪すぎますね」と指摘。「1点に抑えたことは素晴らしいですが、味方打線に点が入らなかった理由は自分にもあると考えて、改善すべきでしょう。実際に、途中からはテンポが良くなりましたから」とあえて言及する。

 すべては、阪神が好調を維持して、今後さらに上昇していくための“提言”。勝っている今だからこそ、見直すべきことがあるというのだ。

「阪神が上がっていくためには、こういったところでもスキを見せないことが大事です。これから先、混戦になっていく中ででしびれる試合が出てくると思います。だからこそ、勝っている今のうちにしっかり見直してやっていくべきです。いい時に反省材料を潰していくことは大事になると思います」

 負けなかったことは評価できるとはいえ、阪神にはまだまだ改善点があると野口氏は話す。この引き分けを“反省材料”にできれば、さらに上が見えてくるはずだ。

(Full-Count編集部)

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