大谷翔平は「ゲームチェンジャー」 2年ぶり開幕二刀流男へ寄せられるPO進出の期待
開幕二刀流が正式決定、エンゼルス番記者は読者からの質問に答えていく形式で起用法に言及
エンゼルスは23日(日本時間24日)、大谷翔平投手が開幕3戦目となる26日(同27日)の敵地・アスレチックス戦で先発すると発表した。2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術後初の公式戦登板で、同年9月2日(同3日)のアストロズ戦以来693日ぶりだ。24日の開幕戦は「3番・指名打者」として出場する見込みだ。
再び二刀流旋風を起こすのか。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、エンゼルス番のファビアン・アルダヤ記者が読者からの質問に答えていく形式で今季の二刀流起用法に言及。大谷の活躍が14年以来6年ぶりのプレーオフ進出のための「決め手」だと語っている。
これまでにマドン監督は「ファンとしてはオオタニの投球と打撃を同じ日に見てみたい」と語っている。投手復帰1年目でリアル二刀流の実現は難しいが、登板日に指名打者制を解除して打席にも立つ起用法はあるのか。
「見てみたいけど、彼の健康を犠牲にしてまでとは思っていません。あなたは今後(その起用法が)現実になると思っていますか?」というファンからの質問に、アルダヤ記者は「2018年にトミー・ジョン手術を受けているので、オオタニは今季同じ試合で投球と打撃(の両方)をするとは思っていません。しかしマドンもオオタニも将来的な考えについては排除していません」と今季のDH解除には否定的ながら、来季以降には含みを持たせた。
また、別のファンからの「今シーズンがうまく行くための最大のXファクター(決め手)はレンドンだと言うことに賛成ですか? プレーオフ進出のためには、『評判通りの活躍をしてもらわなきゃ』というプレッシャーもかかっていると感じていますが」との問いには、「この場合スーパースター(のレンドン)にはその名の通りのパフォーマンスをしてもらう必要があります。ですが、私が思う最大のXファクターはショウヘイ・オオタニです」とアルダヤ記者。昨季の打点王でナショナルズの世界一に貢献したアンソニー・レンドン内野手はもとより、大谷の活躍にプレーオフ進出がかかっているとした。「彼がこの短いシーズンでポテンシャルを存分に発揮できれば、打線にとってもローテーションにとっても間違いなくゲームチェンジャーになり得ることです」と語った。
投打にわたる活躍に、早くも期待が高まっている大谷。今季はどんなプレーでファンを楽しませてくれるだろうか。
(Full-Count編集部)