「ベーブ・ルースが戻ってきた」大谷翔平の2年ぶり二刀流を米メディア心待ち
ニューズデイ紙「ショータイム・イン・アナハイム」
エンゼルスは23日(日本時間24日)、今季の開幕ロースター30人を発表し、大谷翔平投手は「二刀流選手」として登録された。また、開幕3戦目となる26日(同27日)の敵地・アスレチックス戦で先発登板すると発表。2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術後初の公式戦登板で、同年9月2日(同3日)のアストロズ戦以来693日ぶりとなる。24日の開幕戦は「3番・指名打者」として出場する見込みだ。
2年ぶりの二刀流復活へ米メディアの期待高まっている。米ニューズデイ紙は「今年のMLBシーズンで見たい10のこと」として記事を掲載。「Sho time in Anaheim(ショータイム・イン・アナハイム)」として二刀流復活を期待した。
「現代のベーブ・ルースが戻ってきた。右肘のトミー・ジョン手術のために、昨年は指名打者に専念していたショウヘイ・オオタニが二刀流へ復活する。昨年は肘のリハビリ中にもかかわらず、18本塁打、OPS.848という成績を残している」
米スポーツメディア「ザ・リンガー」は2020年シーズンのMVPを予想。4人の編集者のうち3人がエンゼルス・トラウトの2年連続4度目のMVP受賞を予想したが、残る1人、ザック・クラム記者は大谷を推した。「オオタニが今季10試合で登板して、34試合で打ち、16試合を休むと考えたら、どんな感じになるだろうか」として、メジャー2年間で通算打率.286、出塁率.351、長打率.532であることに言及。打席あたりの得点創出の多さを示す打撃指標「wRC+」はドジャース・ベッツやブレーブス・アクーニャJr.らスター選手を上回るものと指摘した。
「彼のプレーは(二刀流で)制限されるので、オオタニはWARだけではMVPを獲得できないだろう。しかし唯一無二の功績は(MVPの)投票者から高く評価されるのでないか。私なら、WAR4のマイク・トラウトよりも、投打で同じ程度に分かれた、WAR2~2.5のオオタニに投票するだろう」
2年ぶりの二刀流復活へ。待ちに待った大谷の躍動に期待したい。
(Full-Count編集部)