大谷翔平、今季1号“芸術アーチ”に敵将は脱帽 「かなりクレイジー」「見たことない」
地面スレスレのボール球をスタンドイン、サービス監督「これまで見たことがないかもしれない」
■マリナーズ 10-7 エンゼルス(日本時間30日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地マリナーズ戦で「4番・指名打者」で先発し4回の第2打席で今季1号3ランを放った。試合は10-7でマリナーズが勝利したが、敵将のスコット・サービス監督は「かなりクレイジーだよ」と賛辞を送っていた。地元紙「タコマ・ニュース・トリビューン」が伝えている。
まさかの一発にマリナーズのサービス監督も脱帽するしかなかった。4回無死一、二塁の場面で大谷は2ストライクから内角低めカーブをバットに乗せ、右翼スタンドに叩き込む1号3ランを放った。
地面スレスレのボール気味の球をスタンドインさせた豪快アーチに「捕手が取る前に地面にあたっていたと思う。だけど、どういうわけか彼は打った。左打者があのように打つのをこれまで見たことがないかもしれない」と目を丸くした。
一時は逆転される大谷が放った芸術的な一発。復調の気配を漂わせる大谷に「かなりクレイジーだよ。脱帽する。とても才能あふれる選手だ」と、最後まで賛辞を送っていた。
また、AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は大谷から一発を浴びたジャスティン・ダン投手のコメントを紹介。低めに制球しながらも被弾し「もちろんとても驚いた。自分が腹立たしいよ。あのようになるとは思わなかった」と驚きの声を上げていた。
エンゼルスは逆転負けを喫したが大谷の放った一発はマリナーズに大きな衝撃を与えたのは間違いない。
(Full-Count編集部)