田中将大の復帰登板に地元メディアも安堵 頭部直撃の影響なく同僚も「大きな戦力」
3回2失点で登板終え、地元紙は「安堵の気持ちを引き起こした」
■ヤンキース 5-2 Rソックス(日本時間2日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、本拠地でのレッドソックス戦で今季初先発。2回2/3を投げて4安打2失点で降板となったが、頭部直撃の影響を感じさせない投球に、地元メディアは「安堵の気持ちを引き起こした」と振り返っている。
初回は先頭のベニンテンディを低めのスプリットで空振り三振に仕留めるなど無失点。2回も無失点に抑えたが、3回2死一、二塁からボガーツに右中間フェンス直撃の適時二塁打を浴びて2点を失い、ここで降板となった。これは復帰初登板ということで球数が50球前後に制限されていたためだったが、ヤンキースは5-2で勝利して5連勝を飾った。
地元紙「ニュースデー」は「土曜日の夜、ヤンキースタジアムのマウンドに上がるマサヒロ・タナカの姿は安堵の気持ちを引き起こした」と日本人右腕の今季初先発を伝えた。さらに「それだけでなく、インスピレーションと自信の感情さえも引き起こした」と投球内容への賛辞も送っている。
また同紙は、ブレット・ガードナー外野手の試合前のコメントも紹介。田中の加入以来、6年間を後ろで守ってきた36歳のベテランは「彼がこれ以上欠場することなく戻ってきてくれて、感謝の気持ちでいっぱいだよ。そしてマウンドに戻ることができて、彼も興奮していることを私は知っているよ。私たちは彼が投げている後ろで守るのが好きだ。彼は私たちにとって大きな戦力だ」と復帰登板に喜びの声を上げていた。
(Full-Count編集部)