大谷翔平、今季中の投手復帰は絶望的か 右前腕筋損傷で投球再開4〜6週間、打者出場は続行
3日のアストロズ戦後に右腕の違和感を訴えてMRI検査を受診
エンゼルスは3日(日本時間4日)、大谷翔平投手がMRI検査を受け、右屈曲回内筋群の損傷と診断されたと発表した。投球再開まで4~6週間。4日(同5日)からの敵地・マリナーズ戦にはチームに同行する。指名打者としては状態を見て出場を続ける。
順調に進めば、9月上旬に投球を再開できる。しかし、ここからキャッチボール、ブルペン投球、実戦投球など段階を踏んでリハビリすると見られ、レギュラーシーズン最終戦の9月27日(同28日)の敵地ドジャース戦までの投手復帰は極めて厳しい道のりとなりそうだ。
大谷は前日2日(同3日)の本拠地・アストロズ戦で先発し、2回途中無安打5四球2失点で降板した。最速156キロを記録したフォーシームは降板前に140キロ台に低下。降板後に右腕の違和感を訴え、チームは病院でMRI検査を受けることを発表していた。
メジャー1年目の2018年9月に右肘内側側副靱帯を損傷し、同年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。2019年は打者に専念し、並行して投手復帰に向けたリハビリを進めてきた。長く険しいリハビリを乗り越えて、7月26日(同27日)の敵地・アスレチックス戦で693日ぶりに公式戦登板。この試合では1死も取れずに3安打3四球5失点で降板し、2日(同3日)のアストロズ戦は復帰2度目の先発マウンドとなっていた。
(Full-Count編集部)