ソーシャルディスタンス関係なし 死球受けた選手が敵軍ベンチへ猛突進する乱闘が勃発
死球を受けたアスレチックス・ラウレアーノがアストロズのベンチへ突進し…
■アスレチック 7-2 アストロズ(日本時間10日・オークランド)
9日(日本時間10日)にオークランドで行われたアスレチックス-アストロズ戦で乱闘が起き、アスレチックスのラモン・ラウレアーノ外野手とオースティン・アレン捕手が退場処分を受けた。
乱闘が勃発したのはアスレチックス攻撃中の7回1死だ。フルカウントから、ラウレアーノの背中に4番手右腕カステヤノスのすっぽ抜けカーブが直撃。その瞬間からラウレアーノは怒り心頭だ。アストロズ捕手のマルドナードや審判団に制止されながらも身振り手振りで文句を付けて一塁ベースへ向かうと、グラウンドは騒然。ラウレアーノは一塁ベンチから何か言われたのだろうか。その後、一塁ベース付近からアストロズ側の一塁ベンチへ突進した。
一塁ベンチ前に両軍が集結。今季は新型コロナウイルス感染防止のため「乱闘禁止」が各球団へ通達されているが、乱闘騒動に発展した。この騒動でラウリアーノ、アレンのアスレチックス2選手が退場となった。
大リーグでは7月28日(同29日)のアストロズ-ドジャースの一戦で一触即発の事態が起きた。ドジャース右腕ケリーがアストロズのブレグマン、コレアに対して2度にわたる報復投球。さらに打者を打ち取った際には舌を出すようにして挑発し、あわや乱闘かというシーンに発展。大リーグ機構はケリーに対して8試合の出場停止処分を科している。
この試合はアスレチックスが7-2でアストロズを下して9連勝。地区首位を快走しているが、後味の悪い一戦となった。