昨春選抜準V習志野、美爆音ない夏に8年ぶりコールド負け 地区決勝で市船橋に大敗

試合終了後に力なく整列に向かう習志野ナイン【写真:小西亮】
試合終了後に力なく整列に向かう習志野ナイン【写真:小西亮】

強力打線は5安打2得点、昨秋県優勝の習志野は市船橋に5回コールド負けを喫した

 高校野球の千葉大会は10日、全8地区で決勝が行われ、第2地区では、昨年春の選抜準優勝で昨秋県大会王者の習志野が市立船橋に2-12で5回コールド負けを喫した。プロ注目の強打者たちが並ぶ屈指の打線は5安打2得点に抑えられた。

 序盤からまさかの展開だった。昨年の選抜も経験したエースの山内翔太投手が序盤から乱調。初回に先制を許すと、続く2回は3連打を含む長短6安打を許して6失点。「調子は悪くなかったですが、簡単に入りすぎてしまいました」と悔やんだ。

 習志野がコールド負けしたのは、昨年春の関東大会で山村学園(埼玉)に敗れて以来。夏では、2012年の千葉大会で柏日体に0-7で完敗して以来、実に8年ぶりの苦杯となった。

 無観客で行われた大会で、スタンドには間隔を開けて座った保護者やベンチ外の部員らのみ。代名詞となった「美爆音」が響くことはなく、大敗で夏を終えた。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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