大谷翔平が“弾丸”同点4号2ラン 指揮官は手応え「はるかに良い状態。良くなっている」

6回に同点の4号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
6回に同点の4号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

開幕序盤から打率1割台も打率2割に回復「良くなっている。まだまだ改善する点はある」

■エンゼルス 10-9 アスレチックス(日本時間11日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地のアスレチックス戦で「5番・指名打者」で先発出場。4回1死一塁で右前二塁打を放つと、6回1死一塁で同点の4号2ランを放った。チームは最大5点差を引っくり返して大逆転勝ち。9連勝中だったアスレチックス、チームの連敗を3で止めた。「選手たちは本当に素晴らしい打撃を見せてくれた。もちろんマイク(トラウト)は目を見張る活躍で、彼の支えは大きかった。レンドンははるかに良い状態に思えた。ショウヘイにも同じことが言える」と笑顔で振り返った。

 大谷の4試合ぶりアーチは、2点を追う6回1死一塁だった。4番手右腕トリビーノの初球、95.8マイル(約154.2キロ)のツーシームを捉えた。バックスクリーン右へ飛び込む同点の4号2ラン。打球速度は110マイル(約177.7キロ)、飛距離417フィート(約127.1メートル)。打球角度23度の弾丸ライナー弾は、日本人メジャー通算600号のメモリアルアーチとなった。打率2割まで回復し、マドン監督は「良くなっている。彼とは常に話をしている。まだまだ改善する点もある」と評価した。

 アスレチックス先発は18年にノーヒットノーランを達成した左腕マナイア。5番スタメンだった大谷は4回1死一塁で左腕マクファーランドから右前二塁打。対左投手には今季12打席目で初安打を記録した。左腕との対戦について、マドン監督は「(先発のマナイアの)防御率は試合前の時点で8点台だった。トミー(ラステラ)を外す事は考えたくなかったし、オオタニもプレーできる」と話した。

 大谷は日本人通算本塁打で4位の井口資仁(現ロッテ監督)に並ぶ通算44本塁打。3位・城島健司の通算48本塁打にも4本差とした。大谷は「昨日から状態はいい感じに。ちょっとずつですけど、そう感じていたので、今日はそれがもう少し良くなった感じかなと思います。初球からいいスイングができてよかった。打った瞬間に入ると思いました」と振り返った。

(Full-Count編集部)

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