広島石原は「よし兄ちゃん」 甥っ子の県岐阜商・石原英弥が万感の聖地デビュー

県岐阜商・石原英弥は甲子園高校野球交流試合で初の公式戦出場を果たした
県岐阜商・石原英弥は甲子園高校野球交流試合で初の公式戦出場を果たした

今大会で自身初のベンチ入り、初の公式戦出場を果たした2年生の石原英弥

 広島・石原慶幸捕手の甥っ子で県岐阜商(岐阜)の2年生・石原英弥内野手が11日、甲子園で行われた「2020年甲子園高校野球交流試合」の大会2日目、明豊(大分)戦で公式戦初出場を果たした。8回に代走で途中出場するとそのまま遊撃のポジションに就き守備機会も無難にこなした。

 出番は突然訪れた。8回の先頭で代打・塚原大河(3年)が遊撃失策で出塁。9回の守備に備えてキャッチボールを行っていたが鍛治舎巧監督から「いくぞ」と言われ塚原の代走として公式戦デビューを果たした。

 その後は遊撃のポジションに就き、9回2死から明豊の竹本凪海斗(3年)が放った飛球を「はじめは緊張しましたが、準備は出来ていたので足も動いていた」と、しっかりグラブに収めアウトを奪った。

 昨秋の県大会、中止となった選抜でもメンバー外。年末年始の宮崎合宿でも遠征メンバーから外れ「悔しくて」と必死にバットを振った。諦めることなく努力を続け今大会で初めて背番号「16」を手にしたが「驚いたが、その姿を見ていてくれたのかなと思っています」と胸を張る。

50メートル6秒で駆け抜ける俊足と堅守が武器

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