広島石原は「よし兄ちゃん」 甥っ子の県岐阜商・石原英弥が万感の聖地デビュー

50メートル6秒で駆け抜ける俊足と堅守が武器

 岐阜ボーイズでは「1番・遊撃」で活躍し、高校通算は1本塁打だが50メートルを6秒で駆け抜ける俊足と堅守が持ち味。“石原叔父さん”もプレーした県岐阜商に進学を決めたのは、高校球界で実績のある鍛治舎巧監督が就任したのがきっかけだ。

 球界を代表するベテラン捕手とはタイプは違うが「遊撃にこだわりがある。チーム内でも負けたくない」と新チームでは背番号「6」を貪欲に奪いにいくつもりだ。

 中学3年以来「よし兄ちゃん」とは会っていないが、幼少期は「プロの世界で長年活躍しているので憧れ続けていました」と、マツダスタジアム、ナゴヤドームで活躍する姿を目に焼き付けた。

 公式戦デビューを果たしたが、ここで満足するわけにはいかない。県岐阜商は今大会も2年生が多く貴重な経験を積み新チームも大きな期待がかかっている。

「春、夏でまた戻ってきます。いい報告ができるように」

 チームの主力として甲子園の舞台に戻り「よし兄ちゃん」に胸を張って報告するつもりだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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