DeNAラミレス監督 ノーノー達成の燕・小川に脱帽「最初から最後まですごくよかった」
9回からは登板間隔の空いたクローザーの三嶋を起用
■ヤクルト 9-0 DeNA(15日・横浜)
DeNAはヤクルト先発の小川にノーヒットノーランを許す完敗だった。ラミレス監督は「今日は小川が最初から最後まですごくよかった。特に4回までに6点を与えてしまってからは、尻上がりにいい投球をされた」と、相手エースの快投に脱帽した。
先発の今永とのエース対決で投手戦も予想されたが、結果は思わぬワンサイドゲームとなった。今永は初回から得点圏の走者を許す苦しい投球で、3回には四球と3本の長短打で3失点、続く4回には、自らのミスも絡んで3失点でこの回途中でマウンドを降りた。ラミレス監督は「残念ながら彼のベストの日ではなかった。ストレートは148キロ出ていて悪くはなかったが、他の球種や組み立てに安定感がなかった」と残念そうだった。
9点差で迎えた9回には、現在クローザーを務めている三嶋を起用した。「三嶋はしばらく投げていなかったので、今日はどんな状況でも彼を使おうと思っていた」と指揮官は起用の意図を説明。中継ぎの起用をためらいたくなるほどの完敗となった。
大記録達成の歴史にも残る1敗となったが、ラミレス監督は「我々の攻撃で言えば、打つ時もあれば打たない時もある。これは仕方がないこと」と下を向くことはなかった。「いつも言っているが、今日のこの結果はもう何もする事ができないが、明日の準備はいくらでもできる。(先発予定の)平良もモチベーションを高く臨んでくれるはずだし、チーム一丸となって勝ちにいきたい」と気持ちは明日に向いていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)