東京六大学、法大が慶大に逆転で4連勝 リーグ単独最多46度目Vへ王手
法大が4回に打者一巡の猛攻で5得点、7回に主将・中村の一打で突き放す
東京六大学リーグは16日、神宮球場で行われ、第1試合で法大が慶大に逆転勝利。4戦4勝とし、優勝に望みを繋いだ。4戦4勝の慶大は勝利すれば2季連続38度目の優勝が決まったが、4勝1敗で日程を終えた。法大は第二試合の立大-早大で、立大が敗れれば、リーグ単独最多となる46度目の優勝が決まる。
法大は左腕の鈴木昭汰投手(常総学院・4年)、慶大は右腕・関根智輝投手(都城東・4年)が先発。鈴木は150キロ近い力強い球を投げていた。慶大は2回、福井章吾捕手(大阪桐蔭・2年)の左翼線にポトリと落ちる安打で先制(記録は二塁打と左翼手の失策)、1番・新美貫太外野手(慶応・3年)も打ち取られた当たりだったが深く守っていた左翼の前に落ちる左前適時打となり、2点を先取。3回にも1点を加えた。
一方、法大は4回に打線が繋がった。1番の宮崎秀太外野手(天理・2年)が右中間席へ追撃のソロ。羽根龍二内野手(日大鶴が丘・4年)、大柿廉太郎捕手(健大高崎・3年)、代打・小谷敦己(倉敷商・4年)の適時打など打者一巡の猛攻で5点を奪った
その後、両校は継投に入った。7回、法大は主将の中村迅内野手(常総学院・4年)の中越え二塁打でさらに2点を追加した。その裏、慶大も正木智也(慶応・3年)の犠飛で1点を返したが、反撃は及ばなかった。
今年の東京六大学野球春季リーグ戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に日程やルールを変更。2戦先勝勝ち点制から1試合総当たり制となっている。これで法大が4戦全勝。次戦(17日)に戦う立大が第二試合で敗れると、法大の優勝が決まる。立大が勝てば、3勝1敗となり、17日の直接対決に持ち越される。
(Full-Count編集部)