DeNAとKDDIが手掛ける新しい野球観戦 「バーチャルハマスタ」が持つ可能性

選手紹介もよりダイナミックな演出が施されている【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
選手紹介もよりダイナミックな演出が施されている【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

ゲスト出演した球団OB荒波氏も驚愕「細かいところでスタジアムがリアルに再現」

 無料トライアルの前に行われたメディア説明会には、球団からブランド統轄本部長の林裕幸氏、KDDIからはパーソナル事業本部サービス統轄本部5G・xRサービス戦略部長の繁田光平氏が参加し、両者の取り組みについて説明をした。林氏によれば、コロナ禍によりファンと球団の距離が遠くなりそうな中、DeNAでは公式YouTubeでの人気企画「突撃!!ヤスアキマイク」、Zoomを利用した観戦イベント「オンラインハマスタ」などを実施。球場に来られないファンのために何かしたいという想いから「バーチャルハマスタ」は生まれたという。

 元々、KDDIと協力し、5Gを利用した新しい観戦体験を球場で提供しようと計画していたが、今シーズンの状況を受けて「バーチャルハマスタ」の実現に舵を切り直したという。繁田氏によれば、現実の野球観戦とは違ったバーチャルならではの世界観を表現し、味わってもらいたいという。

 ゲスト出演していた荒波氏は「バッターボックスから見る風景など、細かいところでスタジアムがリアルに再現されていて本当にビックリしました」と、そのリアルさに驚愕。さらに「ただリモート観戦するのではなく、バーチャル空間の中にアバターがあることで動きがあるのがいいと思いました。自分自身もグラウンドに入り、アバターで写真を撮ったり追いかけっこをしたり、ファンの皆さんとの距離を近く感じられる企画だと思いました」と、新たな応援方式としての可能性を十分に感じたようだ。

 今回の無料トライアルから得たフィードバックなどを検討しながら、今後、本格的な運用計画を具体化させていくとのこと。球場での現地観戦が難しくなった今、テレビ中継やインターネット配信での観戦に続き、アバターながら視聴者も積極的に応援に参加できる新たな応援方式として、「バーチャルハマスタ」のような仮想空間を利用した応援が身近なものとなる日も近そうだ。

(Full-Count編集部)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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