DeNAとKDDIが手掛ける新しい野球観戦 「バーチャルハマスタ」が持つ可能性

横浜スタジアムの外周も仮想空間で忠実に再現【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
横浜スタジアムの外周も仮想空間で忠実に再現【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

グループビューイング機能で仲間と観戦、ジャンプ機能で「康晃ジャンプ」も再現

 アバターが試合観戦を行うのは、客席のあるスタンドではなく、普段は試合が行われているグラウンドの上だ。コンコースから球場内へ向かうと、まずたどり着くのはダグアウト。監督、コーチ、選手らチーム関係者しか入れない“聖域”に足を踏み入れることができ、かつ撮影機能を使えば、ダグアウト内で記念撮影もできる。

 ダグアウトを通過してグラウンドに足を踏み入れると、本物の横浜スタジアムと同じバックスクリーンのメインビジョンがある他、選手や球団マスコットのスターマンの巨大パネルが設置されている。アバターはグラウンド内であれば、どこでも自分の好きな場所に移動し、観戦することができる。試合時間が近づくと、グラウンド中央に特設ビジョンが降りてきて、そこに試合映像が映し出されて観戦を楽しめるというわけだ。

「バーチャルハマスタ」は、オンライン版のパブリックビューイングといえば、イメージしやすいかもしれない。この日は球団OBの荒波翔氏と、お笑いタレントでDeNAファンの堤下敦氏がゲスト出演。試合中はここでしか聞けない情報やトークを披露したり、グラウンドにアバターで登場したりと、ファンを大いに盛り上げた。

 また、DeNAの選手がホームランを打つと、バーチャル空間でしかできない演出が登場。アバターがジャンプする機能も付いていて、DeNAファン恒例の「康晃ジャンプ」もバーチャル空間で再現できたり、ジェット風船を飛ばすことができたり。その他にも、グループビューイング機能を使えば、ボイスチャットを使って友達とグラウンド内で待ち合わせ、手を叩いたり、ペンライトを振ったりしながら応援することができる。

ゲスト出演した球団OB荒波氏も驚愕「細かいところでスタジアムがリアルに再現」

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