活躍光る広島森下&楽天小深田 1軍デビューは27人…12球団新人達の現在地は?
中日は12球団で最多の5人の新人が1軍の舞台を経験
【阪神】
6 小川一平 14試合0勝0敗0S0H 防7.62
1位から5位まで高校生を指名した阪神で今季1軍デビューしているのは唯一の大卒選手のドラフト6位の小川。中継ぎで起用されて14試合に登板したが、防御率7.62と奮わずに登録抹消となっている。ドラフト1位の西純矢や2位の井上広大らは2軍で経験を積んでいる。西純は4試合に投げて無失点、井上はすでに4本塁打19打点をマークし大器の片鱗を見せている。
【ヤクルト】
2 吉田大喜 5試合1勝2敗0S0H 防4.81
4 大西広樹 2試合0勝1敗0S0H 防3.00
6 武岡龍世 1打数1安打0本塁打0打点 1.000
ヤクルトでは3人の新人が1軍の舞台を経験した。2位の吉田大喜は先発の一角を任されるようになり、8月7日のDeNA戦ではプロ初勝利もマークし、6位の武岡はプロ初打席で初安打を放った。ドラフト1位の奥川は2軍でじっくりと育成中。イースタン・リーグ4試合に出場して3失点、防御率4.05となっている。
【中日】
1 石川昂弥 36打数8安打0本塁打1打点 .222
2 橋本侑樹 11試合0勝0敗0S0H 防6.14
3 岡野祐一郎 6試合2勝1敗0S0H 防4.82
4 郡司裕也 16打数4安打0本塁打3打点 .250
5 岡林勇希 7打数2安打0本塁打0打点 .286
12球団で最多の5選手が1軍デビューを果たしている中日。ドラフト1位の石川昂は2軍で結果を残して7月12日に初の1軍昇格。プロ初スタメン初出場となった同日の広島戦でプロ初打席で初安打となる二塁打を放った。だが、離脱していた高橋周平が復帰したこともあり、7月31日に登録抹消に。開幕ローテ入りした岡野もプロ初勝利をあげたが、石川昂と同日に登録抹消となった。
【広島】
1 森下暢仁 7試合4勝2敗0S0H 防2.31
広島で1軍デビューしたのはドラフト1位の森下のみだが、この森下がエース級の働きを見せている。初先発となった6月21日のDeNA戦で7回無失点と好投。救援陣の乱調で白星を逃したが、2度目の登板でプロ初勝利。8月14日の阪神戦ではプロ初完封をマークし、エース大瀬良と並びチームトップタイの4勝をマークしており、新人王の筆頭候補だろう。
【ソフトバンク】
3 津森宥紀 13試合1勝0敗0S3H 防3.14
5 柳町達 1打数0安打0本塁打0打点 .000
ソフトバンクで1軍デビューを果たしたルーキーは2人。3位の津森は6月21日のロッテ戦でプロ初登板。史上初めてプロ最初の打者に満塁本塁打を被弾するデビューとなったが、6月24日の西武戦で勝利投手となり、12球団の新人で初勝利1番乗りとなった。柳町はわずか1打席に立ったのみでファームに降格。津森も16日に登録抹消となり、現在、1軍にルーキーは不在となっている。