ダルビッシュが粘投4勝目 指揮官は変幻自在な投球術に惚れ惚れ「プレミアな投手」
4回無死満塁では無失点斬り、ロス監督「彼の投球は刺激的だ」
■カブス 6-3 カージナルス(日本時間19日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、本拠地のカージナルス戦で先発登板した。4回無死満塁のピンチを無失点に抑える力投を見せ、6回7奪三振8安打1失点。ヤンキース・コール、レッズ・グレイらと並んでハーラートップタイの今季4勝目をマークした。試合後、デビッド・ロス監督は「彼の投球は刺激的だった」と称賛した。
走者を出しながらも粘りの投球が光った。最大のピンチは4回無死満塁。カールソンを投ゴロ、ファウラーを空振り三振、ウィータースを右飛に抑えて踏ん張った。最速97.6マイル(約157.1キロ)のフォーシームを武器に多彩な変化球を操り、ロス監督は「本当にたくさんの異なる球種に注意を払わなければならない。しかも彼はそれらの球種をホームプレートの両側に投げることができる。私が思うにこの男はプレミアなピッチャーだ」と称えた。
6回98球(ストライク64球)を投げ、1四球7奪三振8安打1失点。4試合連続でクオリティースタートを達成し、リーグ5位(メジャー8位)の防御率1.80となった。チームは6-3で逃げ切り勝ちして2連勝。15勝7敗で地区首位をがっちりキープした。インディアンス・ビーバー、ホワイトソックス・シーズ、ヤンキース・コール、ツインズ・ドブナック、レッズ・グレイの5投手に並ぶ4勝目を挙げたダルビッシュ。日本はもちろん、アジア初のサイ・ヤング賞へ期待の高まる投球となった。
(Full-Count編集部=AP)