「この魔術はいったい」 平均の約半分の回転数、パドレス新星左腕の“未知の変化球”
平均的なチェンジアップのスピン量、1700rpmをはるかに下回る950rpmの魔球
パドレスのアドリアン・モレホン投手が18日(日本時間19日)、アーリントンで行われたレンジャーズ戦に先発登板。3回無安打1四球4奪三振と好投したが、この日披露した“未知の魔球”が話題を呼んでいる。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られ、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている名物セレブのロブ・フリードマン氏は、ツイッター上で「アドリアン・モレホンの、うーん…84マイル(約135キロ)のナックルチェンジ的なもの?」と映像とともに投稿。約4秒間の短い動画には、水平方向にゆっくりと回転しながらわずかにブレる珍しいボールが収められている。
MLB公式のデータ分析担当者、デビッド・アドラー氏がこれを引用リツイートする形で「これのスピンレートは950rpmだ。950! チェンジアップは回転数が少ないタイプの球種だが、MLBの普通のチェンジアップは平均1700~1800rpmだ。1000を下回るのは驚愕だ」と伝えると、フリードマン氏も「マンフレッド(コミッショナー)はこれを禁止にする必要がある」「97マイルをファールにした後に、このナックルみたいなものが来ることを想像してみてよ」と続けざまに投稿した。
一連のやり取りに、ファンからは「ナックルスクリューボール」「この魔術はいったいなんだ!?」「この回転はばかげている」「握りを見たとき衝撃を受けた」「これを84マイルで投げられることにより感銘を受ける」「この握りは常軌を逸している…どうやって彼はこれをこんなに強く投げられるんだ!」「横方向に回転してやがる、クレイジーな球だ」「これを見て私の頭は爆発した」「これはえげつない」「とても美しい」「私はどうやら恋に落ちたようだ」「違法にすべきだ」と驚愕の声が上がっている。