元阪神ドリスが3020日ぶりメジャーセーブ 地元局称賛「日本4年間で96セーブですから」
1イニング3三振の力投でカブス時代の2012年以来8年ぶりのセーブを挙げた
■ブルージェイズ 5-2 オリオールズ(日本時間20日・ボルティモア)
元阪神でブルージェイズのラファエル・ドリス投手は19日(日本時間20日)、敵地のオリオールズ戦の9回から4番手として救援登板した。1イニングを1安打無失点、3三振を奪う力投で今季初セーブを挙げた。メジャーではカブス時代の2012年以来8年ぶりのセーブとなった。
5-2で迎えた9回からマウンドへ上がり、先頭のデービスを空振り三振。内野安打と四球などで2死一、二塁としたが、ヌネスから空振り三振を奪って試合を締めた。2012年5月14日の敵地カージナルス戦以来3020日ぶりのセーブとなった。
この試合を伝えた地元放送局「スポーツネット・カナダ」は阪神での活躍に注目した。9回2死一、二塁。ヌネスを追い込んだ場面で、解説のバック・マルティネス氏は終盤での落ち着きぶりを称えた。
「彼は日本での4年間で試合終盤に投げていました。緊張せずに、(落ち着いて)時間を使って投げていることが見て取れます。1球1球考えていますね」
実況のダン・シュルマン氏も「日本での4年間で96セーブですからね」と唸った直後にドリスは8年ぶりのセーブをマーク。17年には37セーブを挙げて最多セーブ投手のタイトルを獲得したドリス。甲子園での緊迫した登板の数々は、地元局の目から見てもメジャー復帰の助けとなっているようだ。
(Full-Count編集部)