打ったら全力疾走! “怠慢プレー”に酷評、見逃さなかった“頭脳プレー”には賛辞
二塁への小フライを打ったブルワーズのヒウラが走らずに併殺に
■ブルワーズ 9-3 ツインズ(日本時間20日・ミネソタ)
打ったら全力疾走をする。野球をプレーする上での基本である。野球界の最高峰であるメジャーリーグで、この全力疾走を怠ったことで起こったプレーに称賛と批判の声が巻き起こっている。
19日(日本時間20日)に行われたツインズ対ブルワーズの一戦。初回、ブルワーズの攻撃でこのプレーは起きた。1死一塁で打席に入ったケストン・ヒウラの打球は二塁方向への小フライを放った。
ツインズ二塁手のイルデマロ・バルガス内野手はヒウラが走っていないことをチラリと確認。すると、小フライをキャッチせずにグラウンドにバウンドさせた。ワンバウンドさせてから打球をキャッチすると二塁へ。ベースカバーに入ったポランコは一塁へと送って悠々と併殺を完成させた。
ヒウラの“怠慢プレー”と、それを冷静に見極めて併殺に転じたバルガスの“頭脳プレー”には、ファンから正反対の反応が。このプレーを紹介したツインズ公式ツイッターには「バルガスによる非常に頭脳的なプレー。ブルワーズの酷さをここでも思い出させてくれる」「笑! 素晴らしいプレーだ!」「よく周りが見えたアメージングなプレー」とバルガスを称賛する声が寄せられた。
それとともに「敗者は全力疾走でもしときなさい」「ブルワーズは全然ダメだ」と、全力疾走を怠ったヒウラを酷評する声も。また、MLB公式サイトも「だからフライボールを打ったら毎回全力疾走する必要がある」と、全力疾走の必要性を説いていた。