エンゼルスはなぜ勝てない? 低迷に“呪い”疑うメディアも…「何かが成功を妨げている」
大谷、トラウトに加えレンドン、バンディが加入しても勝てないエンゼルス
■ジャイアンツ 7-2 エンゼルス(日本時間20日・サンフランシスコ)
19日(日本時間20日)のジャイアンツ戦を終えた段階で8勝17敗の借金9、地区首位のアスレチックスと9ゲームの大差をつけられて低迷している大谷翔平投手も在籍するエンゼルス。カナダのスポーツ専門メディア「ザ・スコア」は「堕ちたエンゼルス」と題した記事を掲載し、多くの優れた選手がいながら、低迷しているエンゼルスの謎を検証している。
記事では「エンゼルスには、地球上で最高のプレーヤーがいる。多分、史上最高のプレーヤーかもしれない。そして、彼らの給与総額は、一貫してリーグの中で高額のほうである」とその戦力を分析。その上で「しかし、それにも関わらずエンゼルスは本当にダメだ。マイク・トラウトの継続的な素晴らしさに関わらず、アンソニー・レンドンとディラン・バンディがオフシーズンに加入したにも関わらず、またしても、手に負えない状態だ」と成績が伴わない現状を嘆いている。
米データサイト「ファングラフス」によると、ア・リーグ西地区4位のエンゼルスは、ポストシーズン進出のオッズで全体で9番目に低い20.8%となっている。記事では「投手陣は今シーズンに入る前から層が薄かったが、ショウヘイ・オオタニの肘の怪我でより悪化した。しかし、少なくともこのラインナップは強力であったはずだ。トラウト、レンドン、オオタニという真のエリート打者に加えて、トミー・ラステラ、ブライアン・グッドウィン、デビッド・フレッチャーという3人の良い打者がいる。彼らのオフェンスは最高級のものであるはずだ。平凡な投手陣をカバーすることが出来るように」と指摘した。
「いつも何かが、エンゼルスの成功を妨げているようだ。誰を獲得しても、どんなにお金を使っても、上手く行かない。素早い改善が見られなければ、トラウトの素晴らしい初めの10年のキャリアで、彼はたった1度しかオフシーズンでプレーしなかったことになる」とあまりにも勝てないエンゼルスの不思議に記事は首を傾げる。エンゼルスがこの先、大きく成績を上向かせることはできるだろうか。
(Full-Count編集部)