前田健太の1安打快投の裏で敵軍ファンお騒がせ 隣接建物から“不法観戦”
高所作業車を使用「ケンタ・マエダは素晴らしい投球をしていたね」
■ツインズ 4-3 ブルワーズ(日本時間19日・ミネソタ)
ツインズの前田健太投手9回途中1安打1失点の好投を見せた18日(日本時間19日)のブルワーズ戦。8回までノーヒットノーランを続ける快投の裏で、ブルワーズのファンが「警察沙汰」のお騒がせを起こしていたと地元紙「スター・トリビューン」が伝えている。
同紙によると、ブルワーズファンの2人がツインズの本拠地ターゲットフィールドに隣接する建物の高所まで上り、数イニングの間にわたって試合を観戦。3回途中に警察官に見つかり、不法侵入の疑いでその場を追い出されたという。
2人はトラックの荷台に乗せて運搬した高所作業車を使い、建物の6階部分に侵入。バックスクリーン後方にあたる場所だといい、そこから試合を眺めていたようだ。そのうちの1人は「かなり高い所まで上がりたくてね。だから2人で動かせるレンタル用の安価なリフトを見つけたんだ。そこで兄に手伝ってもらおうと誘ったんだよ」と話しているという。
レンタル料金などに140ドル(約1万5000円)ほど使ったといい「数イニング見れるだけでもその価値はあると感じたし、実際その通りだったよ」とも。逮捕は免れたが、警察から「もう来るなよ」とのお叱りを受けた2人。ブルワーズファンにとっても、前田の投球は印象的だったようで「ケンタ・マエダは素晴らしい投球をしていたね」と言い残したのだとか。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客開催が続くメジャーリーグ。生観戦したい気持ちはわからなくもないが、違法な「盗み見」はご法度だ。
(Full-Count編集部)