「餃子のお店を…」やっぱりエンターテイナー 報道陣を爆笑させた川崎宗則の言葉
初めて降り立った栃木に「空気もきれいですごくいい印象」
元ソフトバンクの川崎宗則内野手が24日、独立リーグ・ルートインBCリーグに所属する栃木ゴールデンブレーブスの練習に参加した。練習後の会見で栃木入りの可能性について「もちろん入る選択肢はある」と意欲を見せると共に、初めて訪れたという栃木県に興味津々。近況についても「ムネリン節」全開で報道陣を爆笑させた。
川崎は昨季、台湾プロ野球の味全ドラゴンズでコーチ兼任としてプレーし、今季は契約に折り合いがつかず無所属に。九州を拠点に、独自でトレーニングを積んでいた。会見では練習場所に窮して公園で汗を流すこともあったと明かし「動きのイメージトレーニングをしていて。ダンスをしているみたいになっていたので、周りから見たら変な人だったと思う。通報されなくてよかった」と笑いをさらった。
その甲斐もあってか、ノックで軽快な動きも披露。「思ったより動けたし、イメージ通り」とうなずいた。記者から「いい時を10だとするなら今の状態は?」と問われると「35くらいかな」と切り返し「まさかマイナスなんて思ってたんじゃないでしょうね」と不敵に笑った。
栃木県の印象については「小山市は新幹線で45分だと3日前に知りました。空気もきれいで、まだ餃子は食べないけれど、すごくいい印象」とニッコリ。栃木弁では「大丈夫」のことを「だいじ」ということを早速披露してみせた。報道陣に対して「みなさんぜひ、餃子の店を教えてください」と珍要求も。会見でも終始笑いを提供するエンターテイナーぶりを発揮した。
この日の練習では、ソフトバンク時代に同僚だった巽真悟投手コーチとキャッチボールする場面も。「感慨深いものがありました。ホークスのすごい競争の中で(一緒に)揉まれてきて、そんな僕を知ってる彼がいるのは励みになりますし、助かります」としみじみ語った。
練習参加は27日までの4日間。期間中の26日には、小山運動公園野球場で行われる茨城アストロプラネッツ戦で、インターネット中継サイト「応援.TV」のゲスト解説としても出演する。「栃木のムネリン」が誕生すれば、独立リーグに新たな風を巻き起こすのは間違いない。
(小西亮 / Ryo Konishi)