ど真ん中から膝下へ…レイズ右腕の投じた”魔球”にファン「打つのは不可能」
ど真ん中付近から打者の膝元にまで曲がる信じ難い変化量にファンも脱帽
■レイズ 4-3 オリオールズ(日本時間27日・タンパ)
筒香嘉智外野手所属のレイズは26日(日本時間27日)、本拠地で行われたオリオールズ戦で4-3と勝利を飾り今カード2連勝とした。この試合の9回のマウンドに上がったのは今季リリーバーとして安定した活躍を見せるディエゴ・カスティーヨ。見事3者凡退に抑え、今季初セーブを記録した右腕だが、その“魔球”が米ファンの間で「とんでもない動き方」「打つのは不可能」と話題となっている。
4-3と1点リードで迎えた9回。ここでレイズは今季ここまで12試合に登板していたカスティーヨをマウンドに送った。先頭の8番・パライカを4球で三振に仕留め、ホラデーに代わって代打で登場したウィリアムズとの対戦で迎えた2球目。88.4マイル(約142キロ)のスライダーは本塁ベース付近で急激な変化を見せ、ウィリアムズの膝元に食い込んだ。あまりの切れ味にウィリアムズは体制を崩しながらスイングし、バットは空を切った。
この衝撃の一投に米メディアも注目。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られるロブ・フリードマン氏は「ディエゴ・カスティーヨ、88マイルの馬鹿げたスライダー」との文言を添え動画を投稿し、カスティーヨがウィリアムスから空振りを奪ったスライダーの驚異の切れ味を伝えた。この動画に、ファンからもコメントが殺到。「とんでもない動き方」「ウィッフルボール」「打つのは不可能」「魔法じみたフリスビー」など、あまりの変化量の大きさに唖然とするものばかりだ。
この一投でウィリアムスを2ストライクと追いこみ3球目で二ゴロに抑え、続くムリンズも空振り三振に。今季初セーブを挙げ、これで今季13試合登板で11回2/3を投げ防御率2.31、14奪三振とレイズ救援陣の欠かせない戦力となっているカスティーヨ。米メディア、ファンも虜にする魔球を武器に、世界最高峰の打者たちと熱いバトルを繰り広げるレイズ右腕から目が離せない。