今季で見納めかもしれないワンポイント パ各球団の“左キラー”事情は?

西武の小川は昨季、左打者よりも右打者との対戦成績が良かった

【西武】
 リーグ連覇を果たしたが、チーム防御率は4.35で2年連続リーグワースト。そんななか、昨季左の中継ぎとしてチーム最多登板を果たしたのが小川龍也投手だ。2018年に中日からトレードで加入すると、10試合連続無失点など救世主的な活躍でリーグ優勝に貢献。昨季は55試合に登板し、防御率2.58をマークするも、対左打者に被打率.292(対右には.188)と左キラーとは言い難い数字だった。それでも、7月以降は対左打者に被打率1割台をマーク。新背番号29を背負う今季は、左打者も抑えていきたい。

 これに続いたのが、佐野泰雄投手だ。タイ出身と異色の経歴を持つ佐野投手は、5年目の昨季にキャリアハイの44試合に登板。回跨ぎやロングリリーフを中心に、先発も二度こなすなど貴重な存在となった。ただ、対左打者の被打率は2割7分を超えるなど、左キラーとは言い難い存在か。

 新戦力としては、ドラフト2位ルーキーの浜屋将太投手に注目。渡辺久信GM曰く、「球速以上にキレのある」直球とスライダーを軸に投球を組み立てる実戦派の左腕で、インコースにも強気に攻め込むのがピッチングスタイルだ。オープン戦では3試合に登板し、6回を2失点8奪三振の成績。3月20日の練習試合では先発として4回1失点と、先発中継ぎどちらもこなせる器用さもアピール中の期待枠だ。

 また、決して忘れてはならないのが武隈祥太投手、高橋朋己投手の存在だ。武隈投手は、6年目の2014年に47試合に登板し、頭角を現すと、以降67、64、58試合登板と獅子投手陣に欠かせない存在に。勤続疲労の影響もあり、ここ2年は思うような結果を残せていないが、30歳とまだまだ老け込む年ではない。

 高橋朋投手は、2年目の2014年に63試合、防御率2.01、29セーブを挙げると、翌年も62試合に登板し、主に抑えとしてチームを救った。その後、2016年にトミージョン手術を受け、一時は復帰するも、2018年には左肩の痛みを発症。投げられない期間が続き、同オフには育成選手として再出発することに。迎えた昨季は、10月28日に約1年半ぶりに実戦登板を果たし、再起の真っ最中。メットライフドームでおなじみの「Follow Me」が流れ、苦難を乗り越えた背番号「43」が帰ってくる日もそう遠くないはずだ。リーグ3連覇に向け、2人の復活は重要なピースとなるだろう。

ソフトバンクの嘉弥真は球界きっての左キラー

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