秋山翔吾は“塀際の魔術師” 華麗なキャッチに米メディア感嘆「またフェンス際で…」
9回2死一、二塁で中堅フェンスへの打球をジャンピングキャッチ
■カブス 10-1 レッズ(日本時間31日・シンシナティ)
レッズの秋山翔吾外野手は30日(日本時間31日)、本拠地のカブス戦で「8番・中堅」で先発出場した。3回に右腕チャットウッドから中前打を放つと、5回には左腕キンタナから左中間二塁打。24試合ぶりメジャー2度目のマルチ安打をマークした。3打数2安打1四球1三振で打率.202とし、5試合ぶりに打率2割台に回復させた。
チームは大敗したが、好守で魅せた。9回2死一、二塁。キプニスの打球は左中間へ。フェンスへ当たりそうな打球だったが、中堅・秋山は打球までの距離を合わせるように走ってジャンピングキャッチ。捕球後にフェンスにぶつかったが、ボールを落とさなかった。抜けていれば、さらに失点を重ねるところだった。地元放送局「FOXスポーツ・オハイオ」のジム・デイ氏は「ショウゴー! 捕球しました! ショウゴ・アキヤマ、お見事です! これ以上のダメージを抑えました」と称賛するプレーだった。
地元メディアも称賛した。米メディア「ジ・アスレチック」のトレント・ローズクランズ記者は「ショウゴ・アキヤマがまたフェンス際でランニング、ジャンピングキャッチを見せた。私の記憶ではこれが3度目。中堅では初めて」とツイート。地元メディア「シンシナティ.com」のボビー・ナイチンゲール記者も「レッズにとって酷い試合だったが、ショウゴ・アキヤマがまたGABP(グレートアメリカン・ボールパーク)のフェンス際でファンタスティックな捕球を見せた。今季打席で苦戦しているが、素晴らしい守備をしている」と称えた。西武時代に6度のゴールデングラブ賞に輝いた守りはメジャーでも健在だ。