平野佳寿は守護神の「最有力候補」今季6セーブ右腕放出で米メディア予想
コロナ感染で出遅れるも、8月下旬から4試合連続無失点
マリナーズの平野佳寿投手に、守護神の大役が回ってくるかもしれない。メジャーリーグでは8月31日(日本時間9月1日)にトレード期限を迎え、マリナーズは今季6セーブを挙げていたクローザーのテイラー・ウィリアムズ投手をトレードでパドレスに放出。米メディアの「CBSスポーツ」は、その代役として「ヒラノが今シーズンのセーブ機会大半で登板する最有力候補と見られる」と予想している。
同メディアは、今季加入した平野が当初9回を担うことを期待されていたが、6月下旬に新型コロナウイルスに感染したことで「この計画はダメになった」と、これまでの経緯を説明。一方で、今季初登板した8月下旬以降の平野の状態にも言及しつつ「スコット・サービス監督から楽な場面での登板を任されていた。この戦略はここまでうまくいっているようで、ヒラノは4度の登板で4イニング無失点に抑え、最新の登板となる日曜日のエンゼルス戦では今シーズン最多となる19球を投げるなど、調子を上げてきている」と前向きに分析している。
また、CBSスポーツのファンタジーベースボール担当であるフランク・スタンフィー記者も「私の予想では、ヨシ・ヒラノがマリナーズのクローザーになる? ヨハン・ラミレスが現在ロースターにいる他の選手で唯一今季セーブを記録している選手だ」と、マリナーズブルペン陣の台所事情を紹介。コロナ感染で出遅れながらも、新天地で無失点アピールを続ける平野に、大きな期待がかけられているのは間違いないようだ。
(Full-Count編集部)