「最高のお手本」球速130キロ台でも零封 西武・内海の老獪投球にファン惚れ惚れ
■2日のロッテ戦で743日ぶりの白星をマークした西武の内海哲也
■西武 4-2 ロッテ(2日・ZOZOマリン)
2日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦で743日ぶりの白星を手にした西武の内海哲也投手。2019年に人的補償で西武へと移籍し、ようやく手にした移籍後初勝利だった。
今季2度目の先発マウンドに上がった内海は初回、2回と先頭に四球を許したものの、無失点。3、4回は3者凡退に抑え、4回まで無安打投球を続けた。5回2死から菅野にこの試合初安打となる内野安打、さらに田村にも右前打を許したが、和田を三邪飛に仕留めた。
5回を投げて2安打6奪三振無失点の好投。両足のハムストリングを攣ったため、5回で降板となったが、リリーフ陣の助けもあって移籍後初勝利を手にした。ストレート、ツーシームの球速は140キロに満たないほど。それでもコーナーと緩急を使う老獪な投球で相手打線を手玉にとった。
この内海の投球を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeも「これが内海哲也だ!!『変幻自在の投球でパ・リーグ初勝利』」と題して特集。移籍2年目で白星を掴んだ左腕に対してファンからも「正にお手本のピッチング」「投手はコントロールっているのを体現している」「ピッチングの教科書」「最高のお手本ピッチング」「西武のピッチャー陣は内海の投球を見習うべき」と絶賛の声が寄せられていた。