ウィーラー&高梨とハマる巨人のトレード補強 3件目の香月は2人に続くか?
ウィーラーは打率.288、8本塁打24打点、高梨は19試合に登板し防御率1.08
巨人とロッテは7日、沢村拓一投手と香月一也内野手の1対1の交換トレードが成立したと発表した。巨人にとってはゼラス・ウィーラー内野手、高梨雄平投手を獲得した楽天とのトレードに続いて、今季3件目のトレード成立となった。
セ・リーグの首位に立ち、2位DeNAに8ゲーム差をつける巨人だが、戦力整備に余念がない。早くも今季3件目のトレード成立。6月29日に発表された池田駿投手とウィーラー、7月15日に発表された高田萌生投手と高梨のトレードに続く、驚きのトレードとなった。
今季巨人が敢行したトレードは大きな成果を残している。期待されていた若手を放出して、チームの補強ポイントを的確に補っている。
楽天で2軍調整が続いていたウィーラーは移籍後、ここまで53試合に出場して打率.288、8本塁打24打点と結果を残す。本職の三塁だけでなく、左翼、一塁、そして二塁でもプレー。その明るいキャラクターも相まって、今では巨人に不可欠な存在となっている。
左腕の高梨も同様だ。楽天では今季1軍登板がなかったものの、そこは2017年には46試合、2018年には70試合、そして2019年にも48試合に登板した実績のある“左キラー”。巨人移籍後はリリーフとして素晴らしい働きを見せた。
7月22日の中日戦で巨人デビューを果たすと、回を跨いで1回1/3を無失点に封じた。そこから15試合連続無失点。8月27日のヤクルト戦で無失点は途切れたものの、ここまで19試合に登板して1勝0敗10ホールド、防御率1.08と抜群の成績を残している。
2014年のドラフト5位でロッテに指名された香月は今季イースタン・リーグで43試合に出場し、打率.286、5本塁打27打点の成績を残す。守備面では一塁、三塁、そして外野も守っている。巨人にとって今季3人目のトレード補強となる香月は果たして2人に続く活躍を見せるだろうか。
(Full-Count編集部)