楽天岩見のプロ初安打初アーチは弾丸ライナー 「両親、祖母に伝えたい」
慶大時代はリーグ史上最多となる年間12本塁打をマークした魅惑の大砲
■楽天 – ソフトバンク(10日・楽天生命パーク)
楽天・岩見雅紀外野手が10日、本拠地・楽天生命パークでのソフトバンク戦で嬉しいプロ初安打、初本塁打をマークした。弾丸ライナーでプロ初安打初本塁打となる豪快なプロ1号を放った。
両軍無得点の3回、先頭で打席に入った岩見は、ソフトバンクの先発・東浜の初球のカーブを迷いなく強振。打球は一直線に左翼スタンドに向かい、あっという間に突き刺さった。「浮いてきたボールはなんでも打ってやろうと思ってました。結果ホームランになって良かったです」とコメントした。前夜9日のソフトバンク戦(同)では代打で出場するも、初球を振って捕邪飛に。悔しい思いをした翌日、今度は一振りでしとめてみせた。
プロ初ヒットが初HRについて問われると「長かったです。ずっと応援してくれている両親・祖母に伝えたいですね」と興奮気味に笑顔で話した。
岩見は高校時代、比叡山高(滋賀)で通算47本塁打、慶大ではリーグ史上最多となる年間12本塁打をマーク。通算本塁打数は高橋由伸、田淵幸一に次ぐ歴代3位と輝かしい成績を残した。187センチ、108キロと規格外の体格を持ち、将来の主砲候補として期待され、2018年にドラフト2位で入団。1年目は12試合出場にとどまり、快音を残せず。2年目の昨季は2軍で打率.234、6本塁打と結果を残せていなかったが、今季は2軍戦で35試合に出場して7本塁打、打率.325と結果を残し、8日に1軍登録されていた。