DeNAラミレス監督、プロ初安打初本塁打のドラ6蝦名を絶賛 「すごいこと」
試合は阪神に1点差で惜敗…打線は19年ぶり7戦連続2ケタ安打
■阪神 8-7 DeNA(10日・横浜)
DeNAが阪神に惜敗。両チーム合わせて23安打の打撃戦は、シーソーゲームの展開になったが、DeNA4番手の国吉がサンズに決勝本塁打を打たれて1点差ゲームを落とした。ラミレス監督は「我々もベストを尽くしてやることはやったが、勝つことができなかった。これは仕方がないこと」と肩を落とした。
中継ぎ登板2試合を挟んで2週間ぶりの先発となったピープルズは、4回5失点と試合を作れなかった。初回は三者凡退と快調なスタートだったが、3回に3連打と犠飛で2失点。味方がすぐに追いついたが、4回には代打の陽川に3ランを打たれ、この回限りで降板となった。ラミレス監督は「いい立ち上がりだったが、3回ぐらいからボールが浮き始めた。アンラッキーなところもあったし、ポジティブな要素もあったので、次にどこで使うかはまたいろいろ考えて決めたい」と次回以降の起用法は明言しなかった。
クリーンアップ3人が合わせて4打点、チームとしては11安打7得点で球団では19年ぶりとなる7試合連続2ケタ安打を記録した打線では、ルーキーの蝦名が代打でプロ初本塁打を放った。指揮官は「初めてのヒットがホームランというのはすごいこと。それもバックスクリーンにいった。次の打席でも四球を選んで得点につながったし、前の試合ではちょっと緊張していたようだが、今日はよかったと思う」と喜んだ。
阪神との2位争い直接対決を1勝1敗1分で終え、首位巨人とのゲーム差は9と広がった。状況は日に日に厳しくなっているが、ラミレス監督は「いつも言っているが、今日の試合の結果を変えることはできない。明日に向けてまた準備して、しっかり勝ちたい」と平常心を貫いた。