ジャイアンツが通算149発サンドバルを戦力外 今季打率.220と奮わず決断
2012年ワールドシリーズMVPも近年は控え選手、PO進出へ戦力整理
米ジャイアンツは10日(日本時間11日)、34歳ベテラン内野手パブロ・サンドバルを戦力外とし、契約解除を目的としたウエーバー手続きを取っていると発表した。前日に獲得したベテラン外野手ジャスティン・スモーク外野手を登録するための措置。“パンダ”の愛称で親しまれる男が、2度目のジャイアンツ生活を終える。
ベネズエラ出身の三塁手は2008年にジャイアンツでデビューすると、パワーのある好打者として活躍。2010年、2012年、2014年とジャイアンツが3度ワールドシリーズに優勝した時の主要メンバーで、2012年にはワールドシリーズMVPを獲得した。FAとなった2014年オフにレッドソックスと6年9000万ドル(約95億5000万円)という大型契約を結んで移籍。だが、怪我などで思ったような成績が残せず、2017年途中に契約解除されると、再び古巣ジャイアンツと契約し、主に控え選手としてプレーしていた。
今季はここまで33試合に出場し、打率.220、1本塁打、6打点と奮わず。チームは現在、ナ・リーグ西地区3位だが、ワイルドカードでのプレーオフ出場が狙える位置におり、ベテラン内野手と袂を分かつ決断をした。
(Full-Count編集部)