ツインズ移籍で快進撃の前田健太 ローテ外した古巣ドジャースにMLB公式「信じ難い」
フィールディング面も評価「得点圏から走者を遠ざけることができるマエダの能力」
■ツインズ 3-1 インディアンス(日本時間12日・ミネソタ)
ツインズの前田健太投手は11日(日本時間12日)、本拠地インディアンス戦に先発し7回4安打7奪三振無失点の好投で5勝目を挙げた。投手3冠の右腕ビーバーとの対決に堂々投げ勝った右腕をMLB公式サイトの記事でも紹介。ツインズの先発陣において「最も安定感のある投手」と手放しで称賛している。
記事では「マエダとツインズがビーバーを倒す」との見出しで、この日の前田の投球を特集。二塁を踏ませない内容に「マエダが披露したのは、ありふれた7回無失点という投球を遥かに凌ぐものだ」と評価した。同地区の宿敵インディアンス相手に、今季は3度の先発登板で18回1失点、20奪三振の成績をおさめていることも挙げた。
投球面だけでなく、6回に先頭打者で出塁したリンドーアを牽制で刺したプレーや、5回に一塁線へのボテボテのゴロを華麗なグラブトスでアウトにした好フィールディングも取り上げ「得点圏から走者を遠ざけることができるマエダの能力」と言及。「今年のポストシーズンにおいて、マエダがミネソタから第1戦のマウンドに上がる最初の投手になるという根拠を固めた」とチームでの抜群の信頼感に触れた。
前田がツインズに加入した際の状況について記事では「今オフのトレードでドジャースからマエダを獲得した際、チームに加入したのがエース級の投手であるということを、ツインズは必ずしも知っていたわけではなかった」と説明。しかし、その後はエース級の活躍をみせており「2020年の先発ローテーションにおける最も安定感のある投手として、彼が与えた全てはそれ(エース級の投球)だった」とまとめた。
ここまで9試合に登板し、5勝1敗、防御率2.43。新天地で文句のつけようのない活躍を見せているだけに、記事では昨季在籍したドジャースでの起用にも言及。シーズン終盤やプレーオフで中継ぎに回った状況に「試合結果が重要な時に、ロサンゼルス・ドジャースはケンタ・マエダを先発ローテーションから外していたものだ。それは信じ難いことだ」と指摘。過去を後悔させるほど、今の前田の姿は頼もしいということだろう。
(Full-Count編集部)