大谷翔平は「トラウマを抱えている」? 2戦連続ベンチスタートにマドン監督も懸念
13日のロッキーズ戦では相手先発が右腕にもかかわらず出場なしに終わった
■エンゼルス 5-3 ロッキーズ(日本時間14日・コロラド)
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)に行われた敵地ロッキーズ戦でスタメンから外れた。2試合連続のスタメン落ち。前日12日(同13日)の同カードでは代走で出場を果たしたが、この日は最後まで出番がなかった。ここまで打率.189と低迷しており、直近8試合では5度目のスタメン落ち。不振の大谷を地元紙「オレンジカウンティレジスター」は「スランプ」と指摘している。
記事では「ショウヘイがまたしても欠場」との見出しで、ロッキーズの先発が右腕カステラーニだったにもかかわらず、出番なしに終わった大谷に言及。打撃の状態がより良いアルバート・プホルスとジャレッド・ウォルシュの2人を出場させたかったこと、大谷がフィジカル的には問題ないなどと語ったジョー・マドン監督の発言を紹介しつつ「オオタニはシーズンを通じてスランプに陥っている」と伝えている。
今季は打者として37試合に出場し打率.189、5本塁打20打点42三振7盗塁。投手としてはトミー・ジョン手術からの復帰登板となった7月27日の敵地アスレチックス戦で1回もたずに5失点。2戦目となった8月3日の本拠地アストロズ戦では、2回途中2失点で降板したあと、右腕の違和感を訴え、MRI検査の結果「右屈曲回内筋群の損傷」の診断。今季中の投手復帰は絶望的とされていた。
マドン監督は「彼のトレーニングをたくさん見ている。彼ともよく話している。もちろん、彼は内面的にはフラストレーションを抱えているはずだ」と大谷の状態を心配しつつ「理由はどうであれ、打撃面でこのようなトラウマを抱えている本当に良い選手が、今シーズンは何人かいる。もし才能があって、若くて、怪我もしていないなら、彼らは対処していくだろう。ショウヘイならそれができると思う」と完全復活に期待を寄せているが……。まさに“正念場”を迎えている大谷。周囲の評価を覆すことができるか。
(Full-Count編集部)