山口俊、5連続四死球などで炎上7失点 監督は投手陣に苦言「ストライクを投げないと…」
1回1/3で6四死球2安打7失点の大乱調、防御率は6.65まで跳ね上がる…
■ヤンキース 20-6 ブルージェイズ(日本時間16日・ニューヨーク)
ブルージェイズの山口俊投手は15日(日本時間16日)、敵地のヤンキース戦で2回途中から2番手で救援したが、1回1/3で5連続四死球を含む2奪三振6四死球2安打7失点と大乱調。防御率は6.65まで跳ね上がった。ブルージェイズは6-20と大敗。試合後、チャーリー・モントーヨ監督は計9四死球を与えた投手陣に苦言を呈した。
山口は1回2/3を7失点(自責1)で降板した先発ウォーカーの後を継いで2回2死から登板。スタントンを空振り三振に仕留めたが、3回に崩れた。先頭ウルシェラは四球の後、ボークで二塁へ。さらに、フレイジャー、ガードナーにも四球を与え、3者連続四球で無死満塁のピンチに。すると、サンチェス、ウェードには2者連続押し出し死球。5連続四死球でヒットを1本も打たれずに2点を失った。
続くルメイヒューには走者一掃の3点二塁打を許し、この回だけで一挙5失点。その後、打者3人を打ち取ったものの、4回も続投すると、ウルシェラの二塁打、フレイジャーの四球で無死一、二塁のピンチを招いたところで降板。3番手のケイがサンチェスに3ランを浴び、山口の失点は「7」となった。1回1/3で59球(ストライク30球)を投げ、4四球2死球、2安打7失点という大乱調だった。
山口にとって初のヤンキースタジアムでの登板はほろ苦い結果に。8月は6試合登板で防御率1.54と好投を続けるなど、試合前には3.98だった防御率は6.65まで跳ね上がった。
4回までに16点を失ったブルージェイズ投手陣は、その後も失点を重ねて6-20で大敗。試合後、モントーヨ監督は「良いラインナップと対戦する時はストライクを投げられずにカウントが不利になると、このようになる」と嘆いた。先発投手の乱調で急きょマウンドに上がった山口にとっては、厳しいマウンドとなった。
(Full-Count編集部)