DeNAラミレス監督の予言ズバリ! 3番起用のオースティンが特大3ラン
21打席無安打も指揮官信頼、前夜の2番から3番に打順変更
■DeNA – 巨人(18日・横浜)
DeNAのアレックス・ラミレス監督の采配がズバリ当たった。18日に本拠地・横浜スタジアムで行われた巨人戦。2点リードで迎えた3回無死二、三塁で、3番に打順を変更したタイラー・オースティン内野手が、巨人先発の戸郷から右中間席へ特大の6号3ランを放った。
メジャー通算33本塁打の実績を引っ提げて入団した新助っ人のオースティンは、守備中にフェンスに激突したことによる脳震とうで1か月以上戦線離脱。今月12日に横浜スタジアムで行われた中日戦で復帰し、最初の打席でいきなりバックスクリーン左へ5号3ランを放った。ところが、その後パタリとバットから快音が消えた。
同日の第2打席から、この日の第1打席で空振り三振に倒れるまで、21打席ノーヒット(2四球、1犠飛を含む)だった。ラミレス監督は前日の17日に敵地・神宮球場で行われたヤクルト戦後、2番に置いてきたオースティンについて「明日から打順を替えて様子を見る」と明言。一夜明けてラミレス監督が下した決断は3番での起用だった。
この日の試合前、ラミレス監督は「オースティンは横浜スタジアムでは、打率.378、4本塁打、12打点。他の選手と比べても高い数字を残しているから」と説明し「彼がスランプに陥っているのは承知の上。持ち直して打ち始めてくれたら」と語っていた。
そのオースティンがカウント1-2から、戸郷の高めに浮いたスライダーをとらえると、打球は風にも乗って無人の右中間席中段に着弾。22打席ぶりのヒットは、またもや本塁打だった。