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首位独走の巨人、強さの源はどこに? データが示す傑出した攻撃力と守備力

前年優勝の勢いは衰えず、原辰徳監督が球団歴代1位の勝利数を達成。さらに、9月9日にマジックを点灯させるなど順風満帆のシーズンを送っている巨人。そんな巨人のペナントレース前半戦を、得点と失点の移動平均を使って、チームがどの時期にどのような波に乗れたかを検証する。(数字、成績は9月15日現在のもの)

大城のいる捕手や坂本のショートなど複数ポジションででリーグ平均の得点力を上回る

 次に、巨人の各ポジションの得点力が両リーグ平均に比べてどれだけ優れているか(もしくは劣っているか)を示したグラフになります。昨年のグラフと比較して、昨季の弱点が補えたのかどうかを検証してみる。

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巨人のポジション別得失点【図表:鳥越規央】
巨人のポジション別得失点【図表:鳥越規央】

 グラフは、野手はポジションごとのwRAA、投手はRSAA(失点率ベース)を表しており、赤ならプラスで平均より高く、青ならマイナスで平均より低いことになる。

 昨季、FAで加入したセンターの丸佳浩、キャプテンでショートの坂本勇人、そして、若き4番打者の岡本和真による貢献は今季も健在。さらには、ファーストに復活した中島宏之、キャッチャーにはOPS.900を超える大城卓三と、昨季弱点であったポジションが大きなプラスに転じている。

 また長年にわたって懸案とされていたセカンドのポジションでは、吉川尚輝が3分の2の試合で先発出場してリーグ平均の打撃成績を残している。他球団よりも厚みのある下位打線の形成に貢献していることがわかる。

巨人の打順別攻撃力【図表:鳥越規央】
巨人の打順別攻撃力【図表:鳥越規央】

 今季の巨人は各ポジションでスタメン起用された選手が複数人いて、特にレフトは5人が起用(亀井善行、陽岱鋼、ウィーラー、重信慎之助、石川慎吾)。さらには、4つ以上のポジションを守った選手が6人とユーテリティー性のある選手の起用も目立つ。

・吉川大幾(一、二、三、遊、左、右)
・増田大輝(投、二、三、遊、左、中)
・若林晃弘(一、二、三、左、中、右)
・陽岱鋼 (一、左、中、右)
・ウィーラー(一、二、三、左)
・田中俊太(一、二、三、遊)

 フレキシブルに選手を起用することで、過密日程の中でも選手に休養を与える工夫を施している様子が伺える。

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