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首位独走の巨人、強さの源はどこに? データが示す傑出した攻撃力と守備力

前年優勝の勢いは衰えず、原辰徳監督が球団歴代1位の勝利数を達成。さらに、9月9日にマジックを点灯させるなど順風満帆のシーズンを送っている巨人。そんな巨人のペナントレース前半戦を、得点と失点の移動平均を使って、チームがどの時期にどのような波に乗れたかを検証する。(数字、成績は9月15日現在のもの)

投手陣は先発も救援もリーグNo1の安定感を誇っている

 ただ、何と言っても今季の巨人にとって、投手陣の貢献がとても大きいことはグラフからも明らかだろう。先発防御率は12球団1位、救援防御率もセ・リーグ1位と安定の投手陣となっている。

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 開幕11連勝を達成した菅野智之は先発13試合で防御率1.36、クオリティスタート(QS)11試合(84.6%)、ハイクオリティスタート(HQS)10試合(76.9%)、完封3試合と抜群の安定感を見せているが、それに次ぐ活躍を見せているのがプロ2年目20歳の戸郷翔征。防御率2.37、奪三振率は菅野を超える10.02、QS率54.5%、WHIP1.14と、山口俊の抜けたローテーションの一角を担う大きな貢献を見せ、さらには広島のルーキー森下暢仁と新人王争いを繰り広げている。

 そして、救援陣も

・デラロサ WHIP1.19
・中川皓太 WHIP0.99
・大竹寛 WHIP1.03
・鍵谷陽平 WHIP1.01
・大江竜聖 WHIP1.00
・高梨雄平 WHIP0.62

 と、出塁を最少限に留める優秀な投手揃いだ。特に高梨は楽天在籍時のシーズン序盤は1軍での登板はなかったが、移籍後は巨人の救援陣に欠かせない存在となる。このように盤石な投手陣に加え、失策数16は12球団トップ。さらにはフィールド内に飛んだ打球のうちアウトにした割合を示すDERは73.2%と、こちらも12球団トップで、強固なディフェンス力もリーグ独走の要因となっている。

鳥越規央 プロフィール
統計学者/江戸川大学客員教授
「セイバーメトリクス」(※野球等において、選手データを統計学的見地から客観的に分析し、評価や戦略を立てる際に活用する分析方法)の日本での第一人者。野球の他にも、サッカー、ゴルフなどスポーツ統計学全般の研究を行なっている。また、テレビ・ラジオ番組の監修などエンターテインメント業界でも活躍。JAPAN MENSAの会員。一般社団法人日本セイバーメトリクス協会会長。

JERAはセ・リーグを応援しています。

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