3敗目ダルビッシュは「人間らしく見えた」 熾烈なCY賞争いに米記者「打撃」
防御率2.22に悪化…CY賞争いはブ軍のバーンズがリードと予想
■ツインズ 4-0 カブス(日本時間21日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は20日(日本時間21日)、本拠地のツインズ戦で先発し7回途中9奪三振、9安打4失点で今季3敗目を喫した。日本人初のサイ・ヤング賞獲得に向けて熾烈な争いを繰り広げる中、米メディアの記者たちは「打撃を受けた」と一歩後退の見方をしている。
USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者は、4失点を喫したダルビッシュの防御率が2.22まで悪化したことに触れ「サイヤング賞の扉はブルワーズのコービン・バーンズに大きく開かれたままとなった」と主張。4勝0敗、防御率1.77というバーンズの成績を挙げ「56イニングでたった31安打を許しただけで、83三振を奪っている」と強調した。
さらにMLB公式のジョーダン・バスティアン記者は「ユウのサイヤング立候補が打撃を受ける中、カブスはひれ伏した」との見出しで記事を掲載。今季ワースト4失点のダルビッシュについて「ユウ・ダルビッシュは人間らしく見え、カブスの攻撃陣は暗かった」言及した。
気になるサイ・ヤング賞争いに関しては「ダルビッシュのナ・リーグのサイヤング賞獲得への企ては打撃を受けた。彼のパフォーマンスはそれでも十分に堅実なものだったが、カブス打撃陣のサポートの欠如により、カブスをシリーズ負け越しに送り、カージナルスとのゲーム差3.5まで中地区首位としてのリードを縮めた」と4安打無得点だった貧打を敗因に挙げた。
(Full-Count編集部)