東大が完封負けで50連敗 日ハム宮台がエースだった17年秋から3年間勝利なし
慶大に0-3で完封負け、元中日の井手監督「攻撃陣がもう一押し」
東京六大学秋季リーグ戦は26日、東大が慶大に0-3で敗れ、開幕3連敗。17年秋から続く連敗は「50」に到達した。
先発したエース・井澤駿介(2年)が初回に2ランで先制されたものの、以降は粘投。6回3失点でチームが目標としている「クオリティスタート」を果たしたが、ドラフト候補の先発・木澤尚文(4年)と対峙した打線は慶大の5安打を上回る6安打を放ちながら、ホームが遠く、完封負けを喫した。
試合後、力投及ばず敗戦投手となった井澤は「入りをゼロで抑えようという意識だったけど、球が甘くいったところを捉えられてしまった」と初回の失点を悔やんだ。
これで連敗は1分けを挟み「50」に到達した。最後に勝ったのは17年秋、連勝で勝ち点を記録した10月8日の法大戦。通算6勝を挙げた絶対的エース・宮台康平(現日本ハム)を擁し、チームはシーズン3勝を挙げたが、宮台の卒業後は白星から遠ざかっている。当時の勝利を経験しているのは今の4年生だけ。かつてリーグワーストの連敗記録を更新し、15年春の法大戦で勝つまで「94」を記録したが、1試合でも早く連敗を止めたいところ。
今年から就任している元中日の井手峻監督は「攻撃陣がもう一押しだった」と振り返ったが、投手陣は奮闘中。投打がかみ合えば、連敗ストップのチャンスは十分にある。
○17年秋以降の東大シーズン成績(カッコ内は順位)
17年秋 3勝8敗(5位タイ)
18年春 0勝10敗(6位)
18年秋 0勝1分10敗(6位)
19年春 0勝10敗(6位)
19年秋 0勝10敗(6位)
20年春 0勝5敗(6位)
20年秋 0勝3敗
(Full-Count編集部)