ドラフト候補左腕、Honda鈴鹿・森田は4失点も中日スカウト「評価は落ちない」
トヨタ自動車相手に2ラン被弾などで3回途中で降板「試合を作らないと」
第91回都市対抗野球大会の東海地区2次予選が26日、岡崎市民球場で行われ、トヨタ自動車(豊田市)との第1代表決定戦で、Honda鈴鹿(鈴鹿市)のドラフト候補、左腕の森田駿哉投手(富山商-法大)、右腕の松本竜也投手(智弁学園)が登板した。先発した森田は2回2/3、4失点。3番手として登板した松本は3回1/3、1失点(自責0)だった。試合はトヨタ自動車に1-5で敗れた。
本大会出場を1発で決めることはできなかったが、Honda鈴鹿の左右のドラフト候補投手が、昨年、都市対抗野球で準優勝を飾ったトヨタ自動車打線相手に、力強い投球を披露した。
先発の森田は、制球力を武器に2回まで無失点のピッチング。だが、3回にトヨタ自動車打線に捕まった。昨年の都市対抗野球で本塁打王、打点王、ベストナイン(一塁)の3冠に輝いている4番の沓掛祥和内野手(慶応-慶大)に左越え2ランを浴びるなど、4安打を許し、4失点。トヨタ自動車の先発は、ドラフト1位候補として注目される栗林良吏投手(愛知黎明-名城大)で、2人の投げ合いが予想されたが、序盤で早々とマウンドを降りた。
「プレッシャーはあったが、(先発は)試合を作らないといけない。調子は悪くなかったが、序盤に失点してしまった。(本塁打は)相手にうまく打たれた。あそこは最少失点で抑えないといけなかった」
前回、初の先発となった20日のJR東海(名古屋市)戦では、3回1/3、無失点。元中日の中田亮二内野手(明徳義塾-亜大)が4番に座る打線に得点を与えなかったが、この日は納得のマウンドとはならなかった。