渡辺GMの背番号「41」を背負う高卒ルーキー 西武ドラ6井上が目指す1軍の舞台
2年のセンバツ後に肘を痛めるも身体のケアの大切さを学ぶ
しかし、センバツ後に肘を痛めてしまう。プロ入りを意識した直後の怪我でショックは大きかったが、身体のケアの大切さを学んだ。怪我からの復帰は、夏の甲子園のマウンドだった。
「リハビリの期間でしっかり成長して『怪我をしたことがよかった』と思えるようにしようと思いました。怪我がきっかけで、トレーニングの大切さも分かり、身体のケアに力を入れるようになりました。夏の甲子園はずっと投げていなかったので不安はありました。でも『またあの舞台で投げられることに感謝してマウンドに立とう』と思いました」
夏の甲子園2回戦の奈良大附戦に先発し3回を無安打無失点に抑え、準決勝では吉田輝星(現日本ハム)擁する金足農戦にリリーフとして登板し、1回2/3を無失点に抑えたが、惜しくもチームは敗れた。プロ入りに向け更なる飛躍を目指した最終学年、エースとして臨んだ夏は、西東京大会の準々決勝で敗れ甲子園出場は叶わなかった。
「3年の時は怪我があって、なかなか自分が思っているような力が発揮できませんでした。技術的なことよりも、やはり怪我が一番怖いので、体のケアをしっかり行うようにしてきました」