カブス黒星発進で崖っぷちも… ダルビッシュに期待の指揮官「明日は好投手が上がる」
第1戦は打線沈黙で逆転負け、先発ヘンドリックス粘投も一発に泣く
■マーリンズ 5-1 カブス(WCシリーズ・日本時間1日・シカゴ)
カブスは30日(日本時間10月1日)、本拠地でマーリンズとワイルドカードシリーズ第1戦に臨み、1-5で敗れた。先に2勝したチームが地区シリーズ進出を決める超短期決戦で早くも崖っぷちに立たされたが、デビッド・ロス監督は「我々はシリーズを戦っている。シリーズに勝てばいいだけ。明日は好投手がマウンドに上がる」と、第2戦の先発マウンドに上がるダルビッシュ有投手に期待した。
序盤から投手戦となったこの日は、4回までスコアボードに「0」が並んだ。5回にカブスがハップのソロ弾で1点を先取し、マウンド上のヘンドリックスを援護。ヘンドリックスは走者を背負いながらも粘投したが、7回にマリーンズ打線に捕まり、単打2本に続いてディッカーソンに逆転3ランを許して降板。さらに2点を追加されたが、カブス打線は4安打1得点と沈黙したままに終わった。
試合後、記者会見に臨んだロス監督は「カイル(ヘンドリックス)はよく投げてくれたし、投手陣は頑張ってくれた。打線がバットをよく振れていない。攻撃面の状態を上げないと」と敗戦を振り返った。手痛い初戦黒星となったが「レギュラーシーズンと同じ。シリーズを戦っている。シリーズとして勝てばいいだけ」と前を向く。
第2戦の先発マウンドに上がるのは、日本人投手初の最多勝タイトルを獲得したダルビッシュ有投手。指揮官が「明日は好投手がマウンドに上がる」と期待すれば、ヘンドリックスも「明日は主役の登場だ」とともに先発ローテの屋台骨を支えるダルビッシュに信頼を寄せた。
カブスが第2戦に勝利すれば1勝1敗で、勝負は第3戦に持ち越される。もし敗れれば、今季は終戦。勝利必至の崖っぷちでエースたる投球を見せつけたい。
(Full-Count編集部)