ヤクルト歳内が1829日ぶり勝利! 3度目先発で7回0封、NPB復帰後初白星
移籍後3度目の先発で粘りの投球、走者背負うも2つの併殺打でピンチ免れる
■ヤクルト 2-0 DeNA(1日・横浜)
ヤクルトの歳内宏明投手が1日、敵地・横浜スタジアムでのDeNA戦に先発し、7回5安打無失点で加入後初勝利を挙げた。昨季限りで阪神を戦力外になった右腕にとって、NPBでは2015年9月29日DeNA戦(甲子園)以来実に1829日ぶりの白星で、先発初勝利となった。
加入後3試合目の先発となった歳内。初回を3者凡退で立ち上がると、2回以降は走者を背負いながら2つの併殺打で仕留めるなど粘り強い投球を見せた。ヤクルトに移籍後、最多の7回を投げて5安打4奪三振2四球で本塁を踏ませず、NPBの舞台で5年ぶりの喜びを迎えた。
2011年のドラフト2位で聖光学院から阪神に入団した歳内。高卒1年目の2012年にいきなり1軍デビューを果たしたが、その後は伸び悩み、2015年に中継ぎで29試合に登板したのが最多。右肩の故障などで2017年以降は1軍登板はなく、2019年限りで阪神を戦力外となった。
今季は独立リーグの四国アイランドリーグplusの香川でプレー。9試合に登板して3完封を含む無傷の5勝を挙げ、64イニングで防御率0.42と驚異的な活躍を見せ、9月にNPB復帰を果たした。ヤクルトではここまで2試合に先発し、前回9月23日の中日戦(ナゴヤドーム)で3回途中5失点で移籍後初黒星を喫していた。
(Full-Count編集部)