ユニホームにマイク付け試合中のインタに賛否 ド軍監督は苦言「今後は応じない」
1日のブルワーズとのワイルドカード第1戦でターナーが守備中にインタビューに応じる
■ドジャース 3-0 ブルワーズ(WCシリーズ・2日・ロサンゼルス)
ドジャースは1日(日本時間2日)、ブルワーズとのワイルドカードシリーズ第2戦を3-0で勝利し地区シリーズ進出を決めた。エース左腕カーショーが8回3安打13奪三振無失点の快投を見せるなど盤石の勝利だったが、デーブ・ロバーツ監督は試合中のインタビューに苦言を呈した。米ヤフースポーツが伝えている。
ロバーツ監督が苦言を呈したのは試合中に行われる選手へのインタビュー。前日の同戦ではジャスティン・ターナー内野手がユニホームにマイクを付け、三塁を守りながらESPNのインタビューに応じていたが途中でターナーのイヤホンは切られる事態に。
これまでスプリングトレーニング、オールスター、レギュラーシーズン中にもよく見られた光景だが、ロバーツ監督は試合開始の1時間前までESPNの計画を知らなかったことを明かし「ドジャースの選手は今後プレー中のインタビューには応じない」と明言した。
記事では、1日(同2日)のアスレチックスとホワイトソックスのワイルドカードシリーズ第3戦ではアスレチックスのラモン・ラウレアーノがマイクを付けながらプレーし、ヒメネスの二塁打を処理する際に放送禁止用語を吐いたことにも言及。
ワールドシリーズ進出を狙う各球団が真剣勝負に挑む中、試合中のインタビューを快く思っていないロバーツ監督。地元紙「LAタイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者も自身のツイッターで「個人的には私はそれのファンではない。野球は進化しているが、うーん、わからないな。それはジャスティンが決めたことだが、これからそれが起こることはないだろう。私は自分のチームの選手たちにそれをしてほしくない」との指揮官の言葉を伝えている。
試合を中継する「ESPN」はこのインタビューを選手に強制をしておらず、応じるかどうかの選択権は選手にあるという。ファンサービスの一環として行われる試合中のインタビューだが、まずは目の前の試合に集中してほしいというのが指揮官たちの本音なのかもしれない。